日本オステオパシーメディスン協会


オステオパシーの基礎から応用まで学べます。
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<   2013年 09月 ( 2 )   > この月の画像一覧


バラルDO新マニピュレーション上肢セミナー感想③


3日目
頚椎の講義でBarral D.O曰く、「オステオパシーの歴史の中でも、患者を痛めるリスクがある部分がパフォーマンス的な荒っぽい頸椎のストラクチャテクニック」だそうですが、NMAを使えば頸椎すべての関節を緩めることが可能だそうです。確かに、すべてのテクニックにおいて“痛い”のはありませんでした。しかも関節症にも使えるテクニックなので非常にありがたいテクニックです。

この講義で、関節症に対する見方、考え方がだいぶ変わりました。

また傾聴トレーニングの講義では、ものの1分足らずで診断まで行う超人技(本人にとっては毎度のこと)を披露してくれました。本当に診断まで速かったです。(コツがあるそうです。)
〖そのコツは、次回のセミナーでお聞きになるといいと思います。〗

クリニックでは、まず年齢だけ聞いて1分ぐらいで診断を出してから患者に問診をし、その問診とBarral D.Oが見つけた問題点を照合してから施術方針をたて施術を行うそうです。
このように施術をし、治療効果を高く評価しているある企業が、プロスポーツ選手を獲得する際に年俸に見合ったコンディションであるかどうか診てもらうために連れてくるそうです。
(なんともすごい内容の話でした。)

また、セミナー期間中に自宅から通っておられる受講生の中にはさっそく肩の悪い患者に治療で使ったら、「肩の痛みがなくなり動きも改善したよ。」と臨床報告などもあり、通訳を介してうなずきながら聞いていたBarral D.Oは当然・当然と言わんばかりの表情をして、(冗談)ボーナスを要求していました。それで会場は大爆笑。

4日目(疲れをしらないBarral D.Oは最終日ももちろん快調)
管症候群の講義では、手根管症候群のアプローチは学んでいてもギオン管症候群については知らなかったので、この講義をきいて管症候群へのアプローチ法がより明確に理解できるようになり臨床でもすぐに効果が出ました。
そして、頸椎の姿勢とエモーショナルの関係もユーモアたっぷりに身振り手振りで説明され2013年のファイナル講義となりました。

ここで、≪Barral D.Oセミナーを長年受講されている先生方から聞いた話をご紹介≫
先輩方の話によると約40年前に初来日したころは、Barral D.Oはとても近寄りがたく少し怖い印象だったようです。しかし今ではそんな感じは全く消えた。という声をよく耳にします。

当時は英語を使っての講義で母国語ではないため少し堅い印象だったようですが、ここ8年ぐらい前からはフランス語通訳のスペシャリスト野原道広氏が担当するようになりユーモアたっぷりフレンチジョーク?(そんな言い方はないかもしれませんが、いろんなオステオパシーネタが出てきます)も満載で講義されるので、その頃と比べるとBarral D.Oって怖くなく意外と親しみやすい人なんだな~という具合にお人柄も感じとれるセミナーに変わってきている印象をうけました。

JOMAとBarral D.O
このように4日間通して、いい雰囲気でセミナーができるのも長い付き合いとBarral D.Oが毎回来日セミナーで「会長と理事を信頼している」と、お話するので素晴らしい信頼関係ができているからこそ多忙にもかかわらず日本までオステオパシーを教えに来られている印象を受けました。

ちなみに、Barral研究所のHPをみると日本国ではJOMAと原田健穰会長の連絡先が出てきますので、地方(遠方)の先生でも安心してセミナーを受講できると思いますし、内容は今回もそうでしたが毎回期待以上です。(レポートに加え少しJOMAの宣伝をしてしまいました。)
その理由の1つは、オステオパシーが常に進化しているからだと思います。

新マニピュレーションアプローチ本について
科学新聞社から、1冊目(2010年):末梢神経マニピュレーション、2冊目(2012年):体からのシグナル
と続いて、今回3冊目(2013年):新マニピュレーションアプローチ≪上肢編≫が出版されている。

体からのシグナル(J-P Barral, D.O著)以外は、J-P Barral, D.OとA Croibier, D.Oの共著本ですが、A Croibier, D.Oの奥様が医者でありオステオパスD.Oということもあってか、テクニック以外は医者が読んでもオステオパシーの理解が深まりやすい内容になっていると思う。

つまり、日本の医者やコメディカルの人達がオステオパシーを知る意味でも最適な一冊だと思いました。一言で言うとタイトル通りですが、(今までになかった)関節に対しての新しいアプローチ法です。関節包、軟骨、関節唇、滑膜、滑液包、靭帯、筋肉、脈管系、神経系、筋膜、皮膚などのテクニックも全て入ってますし、おまけに感情まで記載があります。(おまけにと書きましたが、Barral, D.Oからしてみたら当たり前にようです。)

2007年のセミナーで、オステオパスが感情領域を上手く施術できればそれ以外の施術レベルもすごくアップしてくると講義で話されていたのでそのヒントがこの本には書かれています。
特に、今回の新マニピュレーションアプローチ本では、皮膚をはじめ軟部組織に対する見方・考え方が強烈に変わるでしょうし、あまり書かれることが多くない心理-感情による要因や内臓以外での(上肢)各部位における感情的反応の解説箇所はオステオパシー実践者のみならず治療に携わっている人には、とても興味深いところだと思います。

そんなに多くのオステオパシー本を読んでいるわけではありませんが、日本で出版されているオステオパシー本の中ではこの本だけにしか記載されていないと思います。つまり、期待以上の内容が書かれています。
本人曰く、これまたJ-P Barral, D.OとA Croibier, D.Oの自信作だそうです。
(レポートに加え少し科学新聞社からの出版本の宣伝をしてしまいました。)

最後に
JOMAの発表によりますとJ-P Barral, D.Oは2020年まで断続的に来日セミナーをしてくれるそうです。
日時、詳しい内容等は決まり次第HPに公開していくと話されていましたので、受講を考えている方は時々チェックしておくといいでしょう。
①≪上肢編≫ ②≪下肢編≫ ③≪脊柱と骨盤編≫とあるNMAシリーズはまだまだ続きます。
また機会があればレポートしますね。
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by japan-osteopaty | 2013-09-30 09:56 | 国際セミナー案内

バラルDO新マニピュレーション上肢セミナー感想②

以下は、
日別に講義された内容を個人的に1つか2つほどピックアップして学びと気づきをご紹介します。

1日目
 ・皮膚についての講義で、だいぶ昔から皮膚についてもアプローチしていたBarral D.Oですが世界的生理学者と話をした時の会話を紹介してくださいました。その先生も皮膚からのアプローチをとても推奨されていたそうです。表面から徐々に深部へむかうアプローチ法を講義して下さいました。
 そのデモンストレーションをみてオステオパシーって本当に繊細な施術なんだな~と改めて思いました。

 ・今回、エモーション(感情)についての講義は膨大な内容になるのでイントロダクションだけになりましたがそれが姿勢と関係していて、どのように患者にアドバイスしたらいいか、そのアドバイス法まで聞けたことはとても勉強になりました。

2日目(懇親会あり)
 ・関節唇についての講義で、いままで関節唇へのグローバルなアプローチは知っていましたが外傷性要因の高い時に用いるテクニックなので受ける側もついつい力んで痛みを感じる(与える)ことが多かったのですが今回教えて頂いた内容は、目からうろこでした。関節唇も柔軟性をもつ必要性が当然あるのですが、関節鞘の石灰化にも有効とのことで受ける側にとってもとてもソフトなテクニックなので術者側としても非常に助かるテクニックだと思います。この原理はすごい。

 ・さてさてお楽しみの懇親会でのことですが、参加者全員が代わる代わる講師に質問(おしゃべり)
する時間が設けられた時の話です。
参加者の中で2009年バラルセミナーの時、Barral D.Oがお話したスティル アカデミィ ジャパン( SAJ )学校説明会の内容を聞いて入学を決意したとお礼を述べていた人が3名もいました。あの時、Barral D.Oのメッセージを受けった人がいたのです。このメッセージを送る側の姿勢とエモーションの関係がちょうどこのセミナーで講義されていましたので、個人的には腑に落ちた瞬間でした。ここで、3名が共通してはなされていた内容を紹介します。

(クリックで、2009年Barral D.Oセミナーでのお話)

以上のお話が入学を決断させたそうです。
また、小児や胎児へのアプローチ法についての質問にも気さくにお答えしていました。
※JOMAセミナーでは毎回懇親会があり、おまけの話が聞けてそれが非常に勉強になったりします。
ここで、≪余談話を2つ≫

1つ目、ジャン・アルローD.Oによると、
40年以上前、Barral D.Oが開業しているフランスのグルノーブルでオステオパスはほとんどいなかったそうです。
その後、Barral D.Oのオステオパシー施術を受けた人の中からオステオパスになりたい人が増えたそうです。そして、ここ10年間でかなりのオステオパシークリニックの数が増えたそうです。
ジャン・アルローD.OはBarral D.Oと同じ建物の中で25年間オステオパシークリニックを開業しているオステオパスであり、スティル アカデミィ ジャパン(SAJ)名誉学長でもある。
2つ目、アラン・クロアビエD.Oによると、
P.Tになって4.5年経ったころ、当時は患者の症状に対してルーチンワーク的に対応する仕事をしていました。

ある時は効果が出せたりしていましたがそうでない時もあり、その違いが分からないまま時間だけが過ぎていてP.Tをやめて転職を考えていた時に体調(腰痛だったと思います)を崩したそうです。

 その時、Barral D.Oに診てもらったのがきっかけで「自分が探していた治療法はこれだ!!」と思いオステオパシー道(日本的に表現)にすすみオステオパスになったそうです。現在は、フランスでオステオパシークリニックを開業しBarral D.Oと共著で多数の書籍を出版している。バラル研究所のメインインストラクターとしてアメリカをはじめ諸外国で活躍している。JOMAでも2007年・2011年(科学新聞社と出版記念セミナー)・2012年と講師として来日されて、教え方が好評で受講者から非常に高い評価を受けファンも多い。

 科学出版社からも数冊翻訳本が出版されていて、内容も『見やすい、分かりやすい、読みやすい』本です。
 ちなみに本の内容・ボリュームなどを考慮すると、どちらかと言えば「購入しやすい」価格で販売されています。18,000円以上しないのはありがたいことです。

③へ続く…
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by japan-osteopaty | 2013-09-26 16:19 | 国際セミナー案内